
NTTドコモで代表取締役社長を務める前田義晃氏は11月4日の決算会見で、同社がかつて提供していたモバイル放送サービス「NOTTV」について、「結果的にコストと収入のバランスが取りにくいビジネスモデルだった」と振り返った。
ドコモは同日、WOWOWとのコンテンツ面での協業を発表。そのうえで記者から「NOTTVの当時と比べて、現在はさまざまな配信サービスが登場し競争が激化しているが、どう見ているか」と問われると、「NOTTVは放送事業なのでネット配信とはモデルが違う。結果的にはコストと収入のバランスが取りにくいビジネスモデルだった」と振り返った。
NOTTVは、スマートフォン向けの放送サービスとして2012年4月にスタート。放送法に基づき放送波で配信され、専用チューナーを備えたスマートフォンで視聴できた。しかし、ネット配信サービスの拡大などで利用者は伸び悩み、2016年6月にサービスを終了した。
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