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Meta、スポーツ特化AIメガネ「Oakley Meta Vanguard」発表–試して感じた長所と課題とは – CNET Japan



Meta、スポーツ特化AIメガネ「Oakley Meta Vanguard」発表--試して感じた長所と課題とは - CNET Japan

 気温が約27度にもなるMetaのメンロパークキャンパスで、ジーンズ姿のままランニングマシンで走るのは、決して楽しいことではない。だが、Metaの新しいラップアラウンド型スマートグラスとGarminのスポーツウォッチが、どのような体験をさせてくれるのかには興味があった。

 少なくとも現時点では、目の前にワークアウトの統計データが浮かび上がって見えることはなかったが、いつでも心拍数を尋ねることはできた。「AirPods」でも同じことができる。しかしAirPodsでは、後で誰かに見せるために、統計データを重ね合わせた筆者の視点(POV)のハイライト動画を撮影することはできない。

 10月21日に499ドル(約7万3000円)で発売予定の新しい「Oakley Meta Vanguard」は、日常使いのメガネとは一線を画す。そのデザインは、2025年夏に発売された大胆なデザインの「Oakley Meta HSTN」すら、おとなしく見せるほどだ。これをかけた筆者は、まるで深刻な中年の危機を迎えた父親のようだ。筆者の場合、スポーツをするときにだけ、このメガネをかけるべきだろう。そして、それこそがまさにMetaが狙うターゲット層なのだ。

 2025年の「Meta Connect」では、Metaのスマートグラスのラインナップが大幅に拡充された。このスポーティーなモデルに加え、Metaはアップデートした「Ray-Ban Meta」スマートグラスや、レンズ内にディスプレイを搭載し、ニューラルリストバンドを備えた未来的なモデル「Meta Ray-Ban Display」も発売する予定だ。

 Vanguardは、今回発表された製品群の中では、スマートなスポーツ用バイザーという位置付けになる。これは、Metaがフィットネスとヘルスケア分野への参入をさらに推し進める動きでもある。筆者は「Meta Quest」ヘッドセットでのVRワークアウトを気に入っているが、この分野はこれまでMetaの得意とするところではなかった。

 Vanguardは耳をふさがないオープンイヤー式のオーディオを搭載し、シングルカメラはノーズブリッジの上のフレーム中央に配置された。視野角は122度と広角になっている。これはスポーツシーンの撮影に適した設計で、オーディオとマイクも改良され、音量が大きくなったほか、環境騒音の低減性能も向上しているという。

 バッテリー持続時間も、アップデートされたRay-BanやOakleyのモデルより長くなっている。Metaによると、1回の充電で9時間、充電ケースを併用すればさらに36時間使用可能だ。また、20分で50%まで充電できる急速充電にも対応している(Metaの他の新型スマートグラスも同様だ)。

カメラとオーディオの進化

 より広い視野角と中央に配置されたカメラは、他のMeta製グラスにも搭載してほしい機能だが、これらはVanguard限定の仕様となる。ただし、Vanguardに搭載される新しいスローモーション撮影や、タイムラプスの一種であるハイパーラプス撮影モードは、2025年モデルのRay-Banや他のOakley製グラスにも提供される予定だ。

 5つのマイクは風切り音の抑制機能を備えており、サイクリングやスケート、スキーといった屋外での活動中でも、メガネからの音声が聞き取りやすくなるはずだ。

 IP67等級の防水・防塵性能も備えており、一部のウォータースポーツにも、より適しているだろう。とはいえ、IP67は完全防水ではないため、取り扱いには注意が必要だ。

レイアウトの変更

 音量調節とタッチパネルは、既存モデルと同じくVanguardの右側のつるの部分に搭載されているが、今回は少し窪んだデザインになっている。カメラの操作ボタンは右のつるにある出っ張りの下側に配置されており、動きながらでも押しやすそうだ。その反対側には、プログラム可能な2つ目のアクションボタンがあり、特定のスローモーション撮影モードを起動するといった用途に使える。

Garminやヘルスケアの連携は発展途上か

 VanguardをGarminの腕時計と連携させて短時間試してみたが、その体験は素晴らしいとは言えなかった。Garminウォッチがワークアウトを記録する間、メガネに音声で心拍数やペースを尋ねることはできた。しかし、心拍数がウォッチに正しく認識されるまでには少し時間がかかり、ペースの計測は機能していないようだった。

 後でMetaのチームメンバーから聞いたところ、デモの際にGarminウォッチがトレッドミルとペアリングされていなかったことが原因だったようだ。しかしこれは、2つのウェアラブルを同時に使う際に、ペアリングの連携がうまくいかなくなる可能性を示唆している。Vanguardは、ペアリングしたGarminウォッチから得られるデータに依存している。メガネ自体にフィットネストラッキング機能は搭載されていないのだ。ただし、Vanguardは「Strava」とも連携可能で、フィットネスデータを記録・共有できる。

 メガネの内側、視野の周辺部には、目標心拍数ゾーンを示す新しいカラーLEDが点灯する仕組みになっているが、筆者が短時間試した際には気づかなかった。

 MetaはAppleの「ヘルスケア」やAndroidの「ヘルスコネクト」との連携も進めている。メガネはこれらのアプリからデータを取得し、ハイライト動画に活用できる。この動画では、断続的に撮影されたワークアウトの映像に、後からデータを重ね合わせることが可能だ。ただし、リアルタイムの心拍数を伝達できるのはGarminのウォッチのみだ。

 Metaが今後どこまで踏み込めるのかは気になるところだ。AppleやGoogleは、自社のコネクテッド製品ですでにはるかに多くのことを実現している。Garminは優れたブランドだが、現時点では孤立した存在でもある。Vanguardがより多くのスマートウォッチに対応することを期待したいが、それがいつ、あるいは実現するのかどうかは不透明だ。

市場への足がかり

 Vanguardは、スポーツ愛好家にとって有望なウェアラブル製品に見えるのは確かだ。Metaは、この製品で「GoPro」とヘルスケアおよびフィットネスの両市場を狙っているようだが、まだやるべきことは多い。米CNETが10月にレビューする際に、このメガネがどのような性能を発揮するのかが楽しみだが、筆者自身がテストするのにふさわしいほどエクストリームな人間かどうかは自信がない。とにかく、やってみるしかないだろう。

この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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