Shopping Cart
Total:

$0.00

Items:

0

Your cart is empty
Keep Shopping

LINEヤフー、川邊会長が退任へ 今後は「AIと自分の二人会社を起業」と同氏 – CNET Japan



LINEヤフー、川邊会長が退任へ 今後は「AIと自分の二人会社を起業」と同氏 - CNET Japan

 LINEヤフーは12月23日、代表取締役会長を務める川邊健太郎氏が、2026年6月開催予定の第31回定時株主総会の終了をもって、任期満了により退任すると発表した。

 この発表を受け、川邊氏は同日、自身のX(旧Twitter)を更新し、退任についての考えや今後の展望を明らかにした。投稿の中で川邊氏は、経営者として14年間、社員としては26年間にわたり同社に在籍したことに触れ、「本当にお世話になりました」と関係者や社員、ユーザーへの感謝を示した。

 会長在任中の成果としては、LINEとヤフーの統合を円満に完了させたことや、PayPayの黒字化を見届けられたことを挙げ、「私がこの会社の経営者として為すべきことは、ひと通り終えた」と説明。一方で、LINEヤフーのAI活用による事業変革については「後輩たちに委ねたい」とし、自身は一線を退く考えを示した。

 退任後については、「来るべきAI駆動社会に備え、一旦は身軽な一個人になる」とした上で、リスキリングよりもアンラーニング(既存の仕事の信念やルーティンの破棄)を重視し、AI時代における新たな挑戦を模索する意向を明らかにした。将来的には「AIと自分の二人会社」のような形で起業する可能性にも言及している。

 また、学生時代に起業した1995年からインターネット産業の成長を30年にわたり経験してきたことを振り返り、LINEヤフーで多様なサービスや事業に携われたことは「非常に幸運だった」と回顧。ユーザーや株主からの声が励みになってきたともつづった。

 (以降、川邊氏の投稿全文)本日、LINEヤフー社からの発表の通り、26年6月に予定されている株主総会を以って代表取締役会長を任期満了で退任させて頂く事になりました。経営者として14年間、社員としては26年間、本当にお世話になりました。

 会長となってから最後、LINE社とヤフー社との円満な合併と、手塩にかけて育てたPayPay社の黒字化等を見届けられる事をもちまして、私がこの会社の経営者として”為すべき事”はざっと済みましたので、退任致します。もちろん、この先にはLINEヤフー社とその事業の”AI駆動化”という”為すべき事”がある訳ですが、それは後輩達に委ねたいと思います。

 また会長在任中に手掛けたライドシェア等の規制改革もまだ道半ば、という認識であります。

 退任後は、来るべき”AI駆動社会”に備えて、とにかく一旦、自分を”身軽な一個人”にします。そして、リスキリングよりかはアンラーニングを優先し、転生したぐらいの感覚でイチからAI駆動社会でのチャレンジに移りたいと思います。

 いずれ”AIと自分の二人会社”みたいなのを起業すると思いますが、しばらくはアンラーニングがてら、他人様のお手伝い、協力をして参りたいなと思っておりますので、何かあればご用命、ご相談くださいませ!

 思えば、大学3年生の1995年に電脳隊を起業したのは幸運な事でした。インターネット産業の誕生と成長、そして成熟の30年をまるまる経験できた訳ですから。学生スタートアップ経営5年を経て、当時のヤフー社にジョインできたのもラッキーでした。なぜならば、ヤフーほど、幅の広いサービスや事業を経験できる場所はそうなかったからです。ユーザーの多さ、反応の豊かさもとてもよい経験となりました。とにかくインターネット上のサービスを作り続け”便利”を多くの人に提供し続けてきた30年間でした。

 「なぜ会社を売却したのにヤフーにずっと居続けたのですか?連続起業家にならないのですか?」とよく問われましたが、私的には大好きなインターネットのサービスを作り放題だったこのLINEヤフー社という環境が楽し過ぎたので、そんな気は全然起きませんでした。おかげさまで、一日数千万人が使う検索やニュースサイト、各店舗1日数万円の売り上げに血道を上げるEコマース、あるいはカード会社や銀行経営など、50社ぐらい転職しなければ得られないサービス開発とビジネスの経験をさせてもらいました。そういう機会を与えてくれた会社に本当に感謝です。

 また”54億円で買われて来た男”として、「買ってくれた相手に絶対に損はさせません!」という思いで会社や株主に貢献してきたつもりでもあります。その分ぐらいは返せたつもりですが、評価は皆さんにお任せします。

 この間、多くの素晴らしい仲間に恵まれて楽しく仕事をし、この仲間がいなければ成し得ない成果を出して来ました。最初の頃は率先垂範の典型だった私に”フォロワーシップ”や”社員の才能と情熱を解き放って成果を出さしめる”というマネジメントの概念を教えてくれたのもこの会社の同僚達でした。本当に感謝ですし、志を継いで、よいサービスを提供し、そのご褒美たる高収益な会社に益々して行ってもらえればと思います。

 多くのユーザー、株主の皆様にこそ深謝です。Yahoo!掲示板やSNSを見ると気が滅入る事も多かったですが、、「悪口も言われているウチが華。無視されるようになったら、それが本当の悲劇」という事を肝に銘じて(返信とかはあまりしませんでしたが)真摯に参考にしていました。が故に、ユーザや株主の方々に会った時に直接言われる「いつも使ってます」と「株主ですよ、頑張って!」という何気ない一言はとても嬉しかったし、励みになりました。本当にありがとうございました。

 繰り返しますが、今後、世界は我々の思っている以上に”AI駆動型社会”に変貌を遂げると思います。それは人類の数十万年の歴史から見ても太文字で掲載される程の変化(進化?)になると私は予感しています。まだ51歳です。その大変化に果敢にチャレンジしていける事を今後の楽しみにしていきたいと思ってます。(そのチャレンジについては、Xで余す所なく開示していきますので、フォローをお願いします)

 「インターネット産業発展の30年間は楽しかったけど、あれはAI駆動型社会の準備期間でしかなかったよね!」と、話している80代の自分を想像しながら、また次の人生を駆け抜けて行きたいと思います。

 みなさん、本当にありがとうございました。インターネットが大好きです!

 (もちろん、6月まで取締役ですので、その間は現職をしっかりと勤めて参ります)

Amazonで現在開催中のセールを見る

Amazonのアソシエイトとして、CNET Japanは適格販売により収入を得ています





Source link

0
Show Comments (0) Hide Comments (0)
0 0 votes
Article Rating
Subscribe
Notify of
guest
0 Comments
Oldest
Newest Most Voted
Inline Feedbacks
View all comments
Recent Posts:
0
Would love your thoughts, please comment.x
()
x