
Appleは12月13日未明、iPhone向けの最新OS「iOS 26.2」を公開した。
筆者もさっそくアップデートしてみたが、最初の画面で「デフォルトブラウザの選択画面」が表示された。12月18日に施行される「スマホ新法」(スマートフォンにおいて利用される特定ソフトウェアに係る競争の促進に関する法律)に対応した措置となる。
上記以外の変更点は下記のとおりだ。
まずAirDropに変更が加えられた。連絡先に登録していない相手とファイルを共有する際、受信側に表示されるコードを送信側が入力する仕組みが導入され、誤送信や意図しない受信を防ぎやすくなった。
Apple Musicでは、「お気に入りの曲」プレイリストがホームタブのおすすめ欄に表示されるようになり、よく聴く楽曲へ素早くアクセスできるようになった。あらかじめダウンロードした曲の歌詞は、通信環境がない場所でも表示できる。リリース直後の先行アルバムが再生できないことがあった不具合も解消されている。
ポッドキャストでは、再生中のエピソード内で言及されている別の番組を、その場で確認してフォローできるようになった。音声を聴きながら気になった番組を探し直す手間が減る。
ゲーム関連では、ゲームライブラリの検索性が向上した。カテゴリや容量などで絞り込みが可能になり、インストール済みのタイトルを探しやすくなっている。スコアを競うチャレンジ機能では、ランキングの変動がリアルタイムで分かるようになり、競争感が強まった。外部ゲームコントローラーとの接続安定性も改善された。
ロック画面では、時刻表示の見た目を細かく調整できるようになった。文字の印象や背景素材の透明度を変えられるため、好みに合わせた表示がしやすくなる。リマインダーは、重要なタスクをアラームやライブアクティビティで把握しやすくなり、うっかり忘れを防ぐ方向に進化した。
このほか、通知を視覚的に知らせるアクセシビリティ機能の強化や、フリーボードでの資料整理の改善、設定画面で企業管理端末と誤認されることがある問題の修正など、細かな使い勝手の向上が多数含まれている。
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