
メッセージサービス「WhatsApp」の「Apple Watch」向けアプリが公開された。新しい「watchOS」版アプリは、チャット、ボイスメッセージ、着信通知などに対応する。
Meta傘下のWhatsAppが米国時間11月4日に発表した。このアップデートにより、Apple WatchでWhatsAppの各機能をより簡単に利用できるようになるはずだ。これまでApple Watchでは、着信メッセージの通知を受け取ったときにしかWhatsAppの会話に返信できなかった。新しいwatchOSアプリでは、いつでもメッセージを送受信したり、チャット履歴にアクセスしたりできる。
画像やステッカーもサポートし、会話はエンドツーエンドで暗号化される。このアプリは、「watchOS 10」以降を搭載する「Apple Watch Series 4」以降のデバイスで動作する。
筆者の初代「Apple Watch SE」は「watchOS 11」や「watchOS 26」にアップデートできないため、しばらくApple Watchを買い替えていない多くの人がWhatsAppを利用できるようになるのはありがたい。
WhatsAppは2023年から「Wear OS」版アプリを提供しており、Googleの「Pixel Watch」やサムスンの「Galaxy Watch」などで利用できる。一方、Metaの「Messenger」は2023年にApple Watch向けアプリの提供を終了している。
WhatsAppは、Apple Watch向けアプリの公開について、Apple Watchにおける、より良いチャット体験の始まりだとしている。
同社の広報担当者は米CNETに対し、現行版のアプリが機能するには「iPhone」の電源がオンになっており、近くにある必要があると語った。iPhoneの電源がオフのときにApple Watchがセルラー接続していても、機能しない可能性が高いという。この点は、スマートフォンの電源がオンになっているかどうかに関わらず、コンピューターやタブレット、他のスマートフォンからWhatsAppにアクセスできる「リンク済みのデバイス」機能とは異なる。
この記事は海外Ziff Davis発の記事を4Xが日本向けに編集したものです。
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