
暗号資産「ビットコイン」が急落している。4カ月前には1ビットコインが1900万円台に迫る場面もあったが、2月6日未明には1000万円台を割り込んだ。米ドル建てでも6万2000ドル台まで下落しており、ピークの半値に迫る5万ドル台も視野に入っている。
10%前後の下落が連日続く荒い値動きとなっている。
ビットコインを大量保有する、いわゆる「トレジャリー企業」への影響も大きい。メタプラネットの評価損は、2月6日午前6時時点で2100億円に達している。
ビットコインには株式のような配当や事業価値はないが、発行枚数に上限があり理論上は希薄化しない点や、国家や企業に依存しない価値保存手段である点が評価されてきた。こうした特徴から、金に代わる価値保存手段「デジタルゴールド」として位置づける見方が市場で広がっていた。
さらに、米国では現物ビットコインETFが上場し、機関投資家の参入も進んだ。2025年に大統領の2期目に就任したトランプ氏の「アメリカをビットコイン超大国にする」などの発言もあり、ビットコインは一部の投機対象から、よりメジャーな投資商品へと格上げされたように見えていた。今回の暴落を経てもそうしたストーリーが維持されるかは注目だ。
なお、ビットコイントレジャリー企業の先駆けとして知られる米ストラテジーの創業者、マイケル・セイラー氏はX(旧Twitter)に「HODL(保有し続けるを意味するスラング)」と投稿した。短期的な価格変動に動じない姿勢を示した形だ。
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