
JR西日本は3月2日から、大阪駅と新大阪駅で新型の顔認証改札機の実証実験を開始する。既存の標準型改札機を改造して顔認証機能を追加する方式で、将来的な他駅展開を見据えた点が最大の特徴だ。
新型改札機は、従来のICカード対応改札機に顔認証機能を増設したもの。JR西日本テクシアと連携して開発し、改札機の台数を減らすことなく、ICと顔認証の両方を同じ改札で利用できる。顔認証カメラは2台構成とし、進行方向に縦列配置することで認証精度を高めた。
設置場所は大阪駅と新大阪駅で、大阪駅では従来のうめきた地下口に加え、連絡橋口改札にも新設する。これまで万博を見据えて前述の駅に導入していた、光るゲートの近未来的な顔認証改札機は撤去する。
実証実験の対象は、大阪駅~新大阪駅間を含むICOCA定期券を持ち、モニター登録した利用者。スマートフォンの専用サイトやJR西日本のアプリ「WESTER」からICOCA定期券情報と顔情報を登録すると、顔データと定期券IDが紐づけられ、顔認証だけで改札を通過できるようになる。
モニター募集は3月2日から開始する。2月2日から3月1日までは工事・準備期間のため、新規の顔情報登録や顔認証での利用はできないが、これまでに登録済みの利用者は引き続き利用可能だ。
同社は今回の実証を通じて、一般的な改札機での顔認証運用の実用性を検証し、今後は他の改札口や駅への展開を検討するとしている。あわせて、生体認証によるよりシームレスな移動体験の実現を目指す。
なお、取得した個人情報は外部と接続しない専用ネットワーク上で管理し、実証実験以外の目的には使用しない。顔認証用カメラで取得した顔画像や特徴点データは、認証後に即時削除されるとしている。
(更新)初出時、タイトルに誤りがございました。訂正しお詫び申し上げます。
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