
ジャストシステムは2月2日、「ATOK Passport」で提供する「ATOK for Windows」をアップデートし、生成AIを活用した文章作成アシスタント「ATOK MIRA」を新たに搭載した。あわせてArm版Windows 11への対応や、クラウド同期機能の刷新、モバイル版の機能強化など、大幅な機能拡充を行う。

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ATOK MIRAは「ATOK My Intelligent Rewrite Assistant」の略だ。ATOKが蓄積してきたユーザー独自の語彙や入力傾向を生かしながら、生成AIによる文章作成や書き換えを支援するという。入力中の操作の延長で呼び出せるため、アプリを切り替えることなく、シームレスに生成AIと対話しながら文章を整えられる点が特徴となる。
最大の特徴は、ユーザーの設定や入力履歴を反映した「私らしい」文章を生成できることだ。句読点や送り仮名の設定に加え、マンスリーレポートで分析される一文の長さや漢字比率といった傾向を基に、生成AIへのプロンプトを自動調整。これにより、出力される文章はユーザーの普段の文体に近づく。
操作は、入力中の文章をそのまま書き換える方法と、入力済みの文章を選択して書き換える方法の2通りを用意。プロンプトを入力しなくても使えるプリセット機能も備え、「ビジネス文書形式に」「より丁寧に」「より簡潔に」「箇条書きに」「英訳する」などを選ぶだけで、素早く文章を生成できる。
今回のアップデートでは、新クラウドサービス「ATOK Sync One」も発表した。2026年6月以降に提供予定で、従来の「ATOK Sync AP」を刷新し、Windows、Mac、Android、iOSの4OS間で、変換辞書の学習情報や確定履歴、登録単語などをより包括的に同期できるようにする。
Snapdragon搭載PCにネイティブ対応
Arm版Windows 11への対応も大きなポイントだ。Snapdragon Xシリーズプロセッサーに対応し、Armネイティブアプリ上で日本語入力が可能になった。
さらに「ATOKディープコアエンジン」の適用範囲を広げ、チャットなどで使われる口語的な文体にも対応。助詞が省略された表現でも、自然な変換が可能になったという。6月以降には、助詞から入力しても適切に変換する機能や、付属語を含む語の変換強化も予定しており、「アルプス」と確定後に「のやま」と入力すると「アルプスの山」と変換できるようになるとしている。
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