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サムスン最速のポータブルSSD「T9」レビュー 安くはないが性能はピカイチ – CNET Japan



サムスン最速のポータブルSSD「T9」レビュー 安くはないが性能はピカイチ - CNET Japan

 Samsung(サムスン)のポータブルSSD「T9」は、最大4TBの大容量と最大20Gbpsの高速転送を両立。完成度の高いデザインと性能で、使うほどに評価が高まるモデルだ。

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 サムスンのポータブルSSD「T9」は、これまで試してきた外付けSSDの中でも、速度と堅牢性の両面で際立つ存在だ。Windows PCとMacの両環境で安定した高速転送を求めるプロフェッショナルやクリエイターを主なターゲットにしつつ、持ち運びやすさもしっかり確保している。

 容量は1TB、2TB、4TBの3モデル展開。本体は厚さ約8.8cmと非常にコンパクトだ。外装にはゴム調のコーティングが施され、多少ラフに扱っても安心感がある。256-bit暗号化に対応し、読み書き速度は最大2000MB/s。条件が整えば、ゲームをドライブから直接起動するような使い方にも対応できる性能だ。

 管理ソフトとしては「Samsung Magician」アプリを用意。空き容量や動作温度をひと目で確認できるほか、電源投入回数や書き込みデータ量などをもとにドライブの状態を総合的に評価する「Drive health」メーターも備える。

 もっとも、アプリを使わなくてもT9は問題なく利用できる。接続すればすぐに使えるプラグ&プレイ仕様で、USB-AとUSB-Cの両ケーブルが標準で付属する点も好印象だ。細かな配慮が積み重なり、全体としてプレミアム感のある仕上がりになっている。

 接続規格はUSB 3.2 Gen 2×2に対応し、最大20Gbpsの転送速度を実現。内部では熱管理も行われており、パフォーマンスを維持しながら安定して動作する。高負荷の作業を続けても、本体の発熱は控えめだった。

 価格は容量によって異なり、1TBモデルで2万9273円、最上位の4TBモデルでは7万8768円となる。T9は明確にハイエンド志向で、高速性と携帯性を重視するプロやコンテンツ制作者向けの製品だ。ファイルシステムはexFATを採用しており、Windows、MacOS、Androidで初期設定なしに使える互換性も備える。

 なお、カタログスペック通りの速度を引き出すには、USB 3.2 Gen 2×2に対応したUSB-Cポートを搭載する環境が必要だ。対応していない機器でも利用自体は可能で、その場合はハードウェア側が許容する最大速度で動作する。

 見落としがちだが、転送速度にはケーブルも大きく影響する。手元にあるUSB-Cケーブルを適当に使うと、性能を活かしきれないことも少なくない。その点、T9には専用のUSB-CケーブルとUSB-Aケーブルが付属しており、最速で使いたい場合はこれらを使うのが無難だ。

 セキュリティ面では、256-bit AESのハードウェア暗号化に対応する。ソフトウェアに依存せず、ドライブ内部で自動的にデータが暗号化されるため、持ち運び時の安心感は高い。

 デザインは非常にシンプルで、側面に1つのポートとステータスランプがあるだけ。ボタンやディスプレイはなく、堅牢な外装と相まって、カバンに放り込んでそのまま持ち出せる実用性を重視した設計だ。

 防塵・防水性能は明示されていないものの、保護コーティングによって落下や衝撃には十分耐えられる印象を受けた。外付けドライブを落としただけでデータ消失を心配していた時代を思えば、安心感は大きい。ただし、水辺での使用は避けたほうがいいだろう。

 Windows環境でCrystalDiskMarkによる検証を行った結果、読み書き速度はいずれもサムスンの公表値にほぼ並んだ。カタログスペック通りの性能をきちんと出している印象だ。実使用でも体感的に速く、ノートPCから約2GB分の画像フォルダをT9へコピーした際は、所要時間は約4秒だった。

 クリエイター用途でも余裕がある。4K動画プロジェクトや、メタデータを含むRAW写真の大容量ファイル、サイズの大きなゲームデータなどもスムーズに扱える。対応するハードウェア環境さえ整っていれば、安定した高速転送を継続して期待できる。

総評

 サムスンのポータブルSSD「T9」は、薄型で携帯性に優れながら、非常に高速な転送性能を備える。容量は1TB、2TB、4TBの3種類が用意され、用途の幅は広いが、特に移動先で大量のメディアデータを短時間で扱いたいモバイル系クリエイターに向いた製品だ。

 価格は決して安価ではないものの、性能を考えれば妥当な水準と言える。数年先まで使える性能を備えたSSDとしては、コストパフォーマンスの高い選択肢だ。

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この記事は海外Ziff Davis発の記事を4Xが日本向けに編集したものです。





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