
デジタル庁は、マイナポータルの大規模メンテナンスを予告している。12月31日午後10時から1月2日午前3時まで、全ての機能とサービスが利用できなくなる。
メンテナンス期間中は、利用者登録やログインに加え、マイナンバーカードの健康保険証利用登録もできない。医療機関や薬局にある顔認証付きカードリーダーを用いた「健康保険証利用登録」サービスも同様に利用できなくなる。
また、マイナポータルアプリの一部機能も制限される。「iPhoneのマイナンバーカード」の本人情報の表示などが利用できなくなるが、既にiPhoneに追加済みのカードを一般の事業者アプリで利用する場合は通常通り利用可能だという。
デジタル庁によると、今回のメンテナンスはマイナポータルの利用拡大に伴う対応で、2026年1月頃に予定している大規模な改修に向けた準備という位置付けだ。メンテナンス期間は変更や延長となる場合があるとしている。
このほか、外部システムのメンテナンスも複数予定している。利用者登録と健康保険証利用登録は12月26日午後11時から27日午前8時まで、1月9日午後11時から10日午前8時まで利用できない。雇用保険の情報は12月26日午後10時から12月31日午前7時まで、求職者マイページとの連携機能は12月29日午前0時から1月5日午前8時30分まで利用が制限される。
年末調整や確定申告に関連する機能も影響を受ける。国税電子申告・納税システム(e-Tax)に関する証明書の取得・連携機能は12月29日午前0時から1月5日午前8時30分まで、民間送達・e-Tax連携サービスに関する証明書の取得・連携機能は12月29日午前9時から1月5日午前9時まで利用できない。
スマホ用電子証明書の一部機能についても、12月28日午後7時30分から1月4日午前7時30分まで、1月17日午後7時30分から19日午前7時30分までメンテナンスを実施する。Android OSではスマホ用電子証明書の利用登録、iOSではiPhoneのマイナンバーカードの追加や利用再開、削除、暗証番号やパスワードの変更の各種申請が対象となる。
デジタル庁は利用者に対し、メンテナンス期間外での利用を呼び掛けている。
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