ブラックジャックによろしく 佐藤秀峰
若き研修医の視点から日本の医療が抱える問題を描いた、佐藤秀峰の人気マンガ『ブラックジャックによろしく』。年が明けて、斉藤英二郎は、永禄大学附属病院の第4外科での研修が始まった。しかし、初日から教授に冷たい対応をされ、指導医とも挨拶できず、ただ現場の邪魔になってしまう。そんな中、ある男が声をかけてくる。リアルな描写で衝撃を与えた医療マンガの第43話「嫌われ者、人気者」を掲載する。
【あらすじ】
主人公・斉藤英二郎は、永禄大学附属病院（永大病院）で研修している25歳の研修医。
小児科での研修が終わり、第4外科での研修が始まった。斎藤以外にも複数の研修医がいる。
しかし、教授に名前が呼ばれず無視されるなど、斉藤だけあからさまに嫌われていることがわかった。これまでの研修先で斉藤がさまざまなトラブルを起こしてきたことは病院中のうわさになっていた。周囲から避けられても不思議ではない。
指導医を探すが、「いないよ。講演だか学会で出張中」と教えられる。誰にも相手にされることなく、何もすることがなくなってしまい、看護師の手伝いをしようとするが、結局ただの邪魔にしかならなかった。
「自業自得か」と廊下で落ち込む斉藤に、第4外科の宇佐美が「ついてきなさい」と声をかけてきた。
宇佐美は斉藤の指導医となる庄司の功績を説明してくれ、「庄司は患者を使って抗がん剤の研究を行っている」と話す。さらに庄司は、次期教授候補ナンバーワンで「仕事もできて人望も厚い」という。
宇佐美の話を聞いて、これから起こることに不安を感じる斉藤のところに、男が現れる。
若く、高い志をもった斉藤が、日本の医療の厳しい現実と向き合いながら成長していく物語。マンガの続きは『ブラックジャックによろしく』でチェック！
ブラックジャックによろしく 佐藤秀峰
ブラックジャックによろしく 佐藤秀峰
