
11月は天体観測ファンにとって素晴らしい月だ。3つの流星群が見られ、北半球の冬の星座が戻ってくる。今週は、4回連続するスーパームーンのうちの2回目も見られる。11月の満月は「ビーバームーン」とも呼ばれ、2025年で最大となる。

提供:NASA
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ビーバームーンと名付けられた理由については諸説ある。昔、冬着用の毛皮を手に入れるためにビーバーの罠を仕掛けるのに最適な時期だったからという説もあれば、ビーバーが冬に備えて小屋に食料を備蓄する、年間で最も忙しい時期と重なるからという説もある。
最大のスーパームーン:一番の見頃はいつ?
月が最大になるのは11月5日午後10時19分だ。月の満ち欠けはゆっくり変化するため、1週間近くほぼ満月に見える。天候などの理由で最高の夜に見られなくても、8日頃までならほぼ満月の状態を見られる。
この期間中、月は2025年のどの満月と比べても、目に見えて明るくなる。その理由は月の軌道が楕円であるためだ。月が27.3日かけて地球を周回する間に、地球に最も近づく「近地点」を通る。このタイミングと重なる満月がスーパームーンとして知られている。
11月のスーパームーンは他のものより少し特別だ。The Farmer’s Almanacによると、ビーバームーンは地球からわずか35万6980kmの距離にあり、2025年で最も地球に近い満月となる。つまり、2025年で最大かつ最も明るい満月になる見込みだ。
実際には、その違いはかなり小さく、他のスーパームーンと並べて比べても肉眼では見分けがつかないだろう。スーパームーンは、通常の満月より約7%大きいだけだ。米航空宇宙局(NASA)によると、違いが最も顕著なのはスーパームーンと「マイクロムーン」を比べた場合で、スーパームーンはマイクロムーンより約14%大きく、約30%明るい。
この記事は海外Ziff Davis発の記事を4Xが日本向けに編集したものです。
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