
不動産・住宅情報サービスのLIFULL HOME’Sが2025年7月に実施した調査で、世帯月収に占める住宅ローン返済額の割合が「3割以上」となる人の割合が、前回2025年1月の調査から増加していることがわかった。

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調査によると、最も多かったのは「2割以上3割未満」で37.8%、次いで「1割以上2割未満」が32.8%となり、「1割以上3割未満」で全体の7割を占めた。一方、「3割以上」と答えた割合は前回の18.1%から21.7%に増えていて、金利上昇による生活費への圧迫がうかがえるとしている。
返済額が月収の3割超で後悔が上回る
また、返済額の割合が高くなるほど「もっと借入額を減らせばよかった」と答える人の割合も増える傾向が見られた。「1割以上2割未満」では17.7%にとどまったが、「2割以上3割未満」で24.5%、「3割以上」では39.1%に達し、「適切だった」(38.4%)を上回った。
前回調査と比べても、住宅ローン返済が月収の1割以上を占める層で「もっと借入額を減らせばよかった」と答える割合が増えていて、金利上昇局面となる中、返済負担の重さが一段と意識されている。
今回の調査は、過去10年以内に住宅を購入し住宅ローンを利用している637人を対象に実施した。