
小さな行政組織の改革の軌跡を辿(たど)る本書。舞台の兵庫県豊岡市は人口7万4千人の地方都市。2001年から21年まで市長を務めた中貝宗治氏にとって、人口減少は一貫して深刻な課題だった。その理由は若者の流出にある。若者が豊岡で暮らしたいと思えるような魅力を創る。そのために掲げたコンセプトは「小さな世界都市」──規模が小さくても、世界の人々から尊敬されるまち──だった。このコンセプトを起点とした政策は着実に成果をみせ、コウノトリの野生復帰や城崎を中心とするインバウンドの増大、演劇によるまちづくりとして結実した。
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