「経済学やビジネススクール的なカリキュラムには限界があり、哲学や歴史、倫理、芸術なども取り入れて、人間や社会を包括的に理解する力が経営者には欠かせない」。経済学者で元ソニー取締役の中谷厳氏は、このような問題意識を抱き、リベラルアーツ研修を提供する「不識庵」を立ち上げた。目的は、歴史的、文明論的な視点から人類が直面している問題の根本を抽出し、その克服案を探り、経営革新に役立てることにある。
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