
「Seedance 2.0」のAI動画が、OpenAIの「Sora 2」や快手の「Kling 3.0」に匹敵するとして注目を集めている――。
動画生成AIの主導権争いが激化している。先週、中国企業の快手(クアイショウ)が「Kling 3.0」をリリースしたのに続き、TikTokを運営する字節跳動(バイトダンス)が、新たな動画生成AI「Seedance 2.0」をベータ版として公開した。
一般提供の時期は不明だ。今のところ、Seedance 2.0はAI愛好家たちの間で高く評価されており、その多くが、OpenAIの「Sora 2」などよりも高度だと指摘している。
バイトダンスの担当者はコメントの依頼に対し、現時点で回答していない。
動画生成ツールは人気を博しているが、開発企業は法的問題などのトラブルにも直面している。2025年には、Disneyなどが著作権問題をめぐってAI画像・動画生成企業のMidjourneyを提訴した。また、クアイショウは自社のAIプラットフォーム上でポルノ動画の拡散を抑制できなかったとして、中国政府から罰金を科されたばかりだ。
ほぼ1年前には中国のDeepSeekが高性能なチャットボット「R1」を発表し、AI業界に衝撃を与えるという出来事があった。
Seedance 2.0の何が違うのか
バイトダンスのさまざまなウェブサイトの情報によると、Seedance 2.0は同社の複数のツールで提供されるという。これには、同社の動画編集サービス「CapCut」のクリエイター向けソフトウェアスイート「Dreamina」などが含まれる。
Seedanceは、動画、音声、画像など複数の要素を組み合わせることができるほか、人物の顔のサムネイルをもとに動画を生成することも可能だ。さらに、キャラクターやオブジェクトの特徴を維持したり、統一されたフォントやテキストを表示したりといった、他の動画生成ツールが苦手とする処理もこなすことができる。
SNS上で拡散されている事例には、リアルなダンスシーン、格闘シーン、爆発を伴う戦闘シーンのほか、テキストプロンプトから生成された短編映画などが含まれている。
TopView AIやAtlas Cloudといった他のAIソフトウェアについても、Seedance 2.0を組み込む計画があるようだ。Atlas Cloudのウェブサイトでは、Seedance 2.0によるAI生成機能が2月中に提供予定とされている。
この記事は海外Ziff Davis発の記事を4Xが日本向けに編集したものです。
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