
2026年の世界スマートフォン出荷台数は2.1%減少する見込みだとする調査結果を、市場調査会社Counterpoint Researchが公開した。従来の予測を2.6ポイント下方修正した。
主な要因は、部品価格の高騰による需要への影響だ。リサーチディレクターのMS Hwang氏によると、200ドル(約3万1000円)未満のローエンドスマホでは部材の総コストが年初から20~30%上昇、ミッドレンジ~ハイエンドでも10~15%上昇しているという。
特にメモリ価格は2026年第2四半期までにさらに40%上昇する可能性があり、そうなれば、部材の総コストも現在からさらに8~15%以上まで上昇する見込みだ。
こうしたコスト上昇の価格への転嫁、および特にローエンドスマホにおけるポートフォリオの再構築により、2026年の平均販売価格が6.9%上昇すると、Counterpoint Researchは予想している。
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