
Image:AI Generated/Gemini
大学生時代から株を始め、2017年に1億円に到達。大手IT企業勤務、スタートアップのCFOなどを経て、2021年から専業投資家に。途中、リーマンショックでは6000万円あった資産を600万円まで激減させるなど壮絶な体験もした。豊富な経験を基に投資手法を進化させており、高いパフォーマンスを実現している。2025年は+130%(2.3倍)の成績を残したsakuさんの投資歴を紹介する。(須賀彩子、ダイヤモンド・ザイ編集部)
sakuさん:Xアカウント@sakusaku_kabu
大学時代に株を始め、
低位株で儲ける
sakuさんが株を始めたのは大学のとき。アルバイトで稼いだ資金で株への投資を始めた。
当時は、竹中平蔵・金融担当大臣が進める金融再生プログラムで、銀行の不良債権処理が加速。市場では“不良債権30社リスト”として、経営危機のある企業の噂が出回っており、sakuさんはダイエーや長谷工コーポレーションなど株価が極端に低い銘柄をターゲットに売買を繰り返した。
「低位株は値幅が大きく、効率よく稼ぐことができました。例えば、30円の株が32円になるだけで、6%の利益になりました」
信用取引で大ダメージを受け、
資産は9割減に
大学卒業後、就職して2005年頃には、ホリエモンこと堀江貴文氏率いるライブドアなどが注目を浴び、マザーズ市場に上場する新興株がブームに。sakuさんはIT業界に身を置いていたため、光通信系の代理店や、ミクシィ、GREEなど新興IT企業の勢いを肌で感じ、通信・IT関連銘柄への投資で資産を増やした。
同時に、信用取引もやるようになる。銀行株などを中心に信用取引を積極的に活用し、20代にして資産は約6000万円に到達した。
ところが一転、2008年にリーマンショックに襲われた。信用取引をフル活用していたため、ダメージは大きかった。
「追証(追加保証金)に追われ、毎日銀行へ行っては、数十万円を証券口座に入金していました。暴落が少し落ち着いたところで、買い増すとまた急落を食らう。資産額がどんどん目減りしていって、最終的に資産は600万円に。ピーク時資産の9割を失いました」
2010年代は小売りの
“月次投資法”で資産を増やす
手痛い経験をしたが、それでも株はやめなかった。2010年以降は収益バリュー投資で資産を増やした。当時、よく用いた手法が“月次投資法”だ。小売り、外食、ホテルなど、全国展開する店舗型ビジネスの上場企業は、毎月の売上高をホームページで公開している。3カ月ごとに公表する四半期決算よりも早く、売上の好不調を読み取ることができる。
「当時は、月次売上高が好調でも、株価はすぐに反応しませんでした。なので、月次データを見て先に株を買っておけば、四半期決算で好決算が出たタイミングで、株価が上昇していきました」
具体的には、アークランドサービスHD(現在はアークランズの子会社)、ゲンキー(現Genky Drugstores)、アメイズ、神戸物産、G-7ホールディングス、キーパー技研などの銘柄で大きく儲けた。
こうして、再び6000万~7000万円の資産を築いた。
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