チーズはカビが生えやすいというイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。しかし、一見カビのように見える白い模様は、実は無害な結晶である可能性があります。結晶とカビの見分け方を学べば、美味しいチーズを無駄にしてしまう事故を避けることができます。
チーズの結晶
https://snipettemag.com/cheese-crystals/
チーズについた白いものがカビかどうかの見分け方
https://www.eatortoss.com/how-to-tell-if-white-stuff-on-cheese-is-mold/
固い白い汚れが付いた熟成チェダーチーズ？
https://www.eatortoss.com/ages-cheddar-with-a-crusty-white-smear/
下のチェダーチーズの表面を見ると、白いものが付いているのが分かります。この白い物質はカビではなく乳酸カルシウムの結晶であり、食べても安全です。
乳酸カルシウムは、チーズの熟成段階で生成される乳酸とカルシウムの化合物で、チーズ中に存在します。乳酸カルシウムは水に溶けやすく、チーズの表面に水滴ができると水に引き寄せられて表面に移動します。水分が蒸発すると白い結晶が現れます。このため、乳酸カルシウムや乳酸の結晶は「よく熟成したチーズの証拠」といえる。
カビは乳酸カルシウムの結晶とは異なり、「白い部分の表面から細い糸状のものが突き出ている」という特徴があり、下の画像の白い部分がカビです。
見た目の違いが分からない場合は、ナイフで削ってみてください。乳酸カルシウムの場合は削り落とせますが、カビの場合はボロボロになってしまいます。
ちなみに、シュレッドチーズはブロックチーズよりもカビが生えやすいです。シュレッドチーズは開封後はしっかりと密閉し、早めにお召し上がりください。
シュレッドチーズはカビが生えやすいのでしょうか？ |牛乳・乳製品に関するQ&A |日本乳業協会
https://nyukyou.jp/dairyqa/2107_214_283/
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