
カリフォルニア州サンタモニカの小学校付近で米国時間1月23日、Waymoの自動運転車が子供の歩行者と接触する事故が発生した。Waymoは米国時間1月28日に公式ブログでこの件に言及し、「事故当日に米運輸省道路交通安全局(NHTSA)へ自主的に連絡した」と述べた。
それによると、NHTSAはWaymoに対し、この事故について調査する方針を伝えたという。これを受けてWaymoは、「調査のプロセスを通じて、当局に全面的に協力する」としている。
Googleの親会社Alphabet傘下のWaymoは、ロサンゼルス周辺やその他の数都市でロボタクシー(自動運転タクシー)サービスを展開している。同社によれば、歩行者は「背の高いSUVの背後から突然車道に現れ、当社車両の進路に直接入った」という。同社の技術は、停車していた車両の陰から子供が出てきた瞬間に即座に検知し、ロボタクシーは「急ブレーキをかけ、接触前に速度を時速17マイル(約27km)から6マイル(約10km)未満まで落とした」としている。
事故後、子供は立ち上がって歩道に移動し、Waymo側が911(緊急通報用電話)へ通報した。Waymoの説明によると、ロボタクシーは路肩に寄せて警察の到着を待ち、最終的に警察から現場を離れる許可を得たという。Waymoはロサンゼルス地域で完全自律走行を行っているため、車内に安全用のオペレーターは同乗していなかった。
Waymoはブログの中で、「今回の出来事は、当社の安全システムの極めて重要な価値を示すものだ」と強調した。「世界で最も信頼されるドライバーになるという使命を追求する中で、われわれは事業を展開する地域の道路安全向上に引き続きコミットしていく」
調査の焦点
今回の調査に関するNHTSAの資料によれば、事故は「通常の登校時間帯」に発生した。現場付近には「他の子供たちや交通等誘導員がおり、複数の車両が二重駐車していた」という。Waymoの報告では、子供は「軽傷を負った」とされる。
NHTSAの欠陥調査室は、登校時間帯の小学校付近という状況を考慮し、Waymoのロボタクシーが必要な注意を払って走行していたかどうかを調べている。これには、車両が掲示された制限速度を順守していたかの確認も含まれる。また、同部門は事故発生後のWaymoの対応についても調査する予定だ。
これまでの事故とWaymoの主張
Waymoはサービスの提供エリアを拡大する一方で、注目を集める事故を度々起こしている。これまでに、工事区間での走行不能や、サンフランシスコで最近発生した停電時に道路を塞いでしまった事例などが報告されている。2025年10月には、サンフランシスコでロボタクシーが地域で愛されていた猫を轢いて死なせる事故を起こし、国際的なニュースとなった。こうした事態は、自律走行技術の台頭を警戒する人々の間で反感を招いている。
厳しい視線にさらされる中で、Waymoはしばしば自社の「Safety Impact」報告書を引き合いに出す。それによると、2025年3月までに自律走行で走行した計7100万マイル(約1億1400万km)において、同社の「Waymo Driver」技術は、対象都市で同じ距離を走行した「平均的な人間のドライバー」と比較して、深刻な負傷につながる事故が88%少なく、負傷者が出る事故全体でも78%少なかったという。また、歩行者(93%減)、サイクリスト(81%減)、オートバイ運転者(86%減)への負傷を伴う事故も減少したと報告している。
28日のブログで、Waymoは次のように述べた。「われわれの査読済みモデルによれば、全く同じ状況で注意深い人間のドライバーが運転していた場合、歩行者との接触時の速度は時速14マイル(約23km)に達していたはずだ」
この記事は海外Ziff Davis発の記事を4Xが日本向けに編集したものです。
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