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グーグルを大手メディアが提訴、「AIによる概要」はコンテンツ不正利用と非難 – CNET Japan



グーグルを大手メディアが提訴、「AIによる概要」はコンテンツ不正利用と非難 - CNET Japan

 雑誌「Rolling Stone」や「Variety」、「Billboard」などを発行するPenske Mediaが、Googleを提訴した。Googleが検索結果の上部に表示する「AIによる概要」を生成するために、Penske Mediaら発行元のコンテンツを違法に使用していると主張している。

 米国時間9月12日にコロンビア特別区連邦地方裁判所に提出された訴状で、Penskeは、Googleがオンライン検索における独占的な地位を利用した「不正行為」によって、発行元にコンテンツの不正流用を黙認するよう強要したと主張している。これにより、読者はパブリッシャーのサイトから離れ、発行元はジャーナリストが作成したコンテンツから収益を得る機会を奪われているという。

 Penskeは訴状で、「Googleがオンラインパブリッシング市場に強引に参入したことは、他のオンラインパブリッシャーへのトラフィック減少、実際に独自コンテンツを制作しているパブリッシャーの収益減少、そして結果として消費者が利用できるオンライン発行コンテンツの減少につながると、合理的に予見できる」としている。

 2024年、同じ連邦地裁は、Googleが検索における独占的な地位を違法に維持しているとの判決を下した。2025年9月初めには、Amit Mehta判事がこの訴訟で是正措置を命じ、Googleは競合他社に検索データの一部を共有しなければならないとした。

 Googleは9月15日、Penskeの提訴に反論し、価値あるサービスを提供していると述べた。

 Googleのポリシー広報マネージャーであるJose Castaneda氏は、「Googleは毎日、ウェブ上のサイトに何十億ものクリックを送っており、AIによる概要はさらに多様なサイトにトラフィックを送っている」と述べた。「こうした根拠のない主張に対し、抗弁する」

 Penskeは、コメントの依頼にすぐには応じなかった。同社は他に、「The Hollywood Reporter」「Indiewire」「WWD(Women’s Wear Daily)」「ArtNews」「ArtForum」なども発行している。

訴状(PDF)

この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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