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グーグル「Pixel Watch 4」1カ月使用レビュー:「手首にGemini」は便利?バッテリーと耐久性は – CNET Japan



グーグル「Pixel Watch 4」1カ月使用レビュー:「手首にGemini」は便利?バッテリーと耐久性は - CNET Japan

 私はこの1カ月以上、「Pixel Watch 4」を昼も夜もパートナーとして身に着けて過ごしてきた。今でもお気に入りのAndroidスマートウォッチの1つであることに変わりはないが、正直なところ「蜜月期間」は終わり、いくつかの癖(そして傷)が目につき始めている。

 見た目と着け心地は、時間が経っても色あせない。洗練されており、控えめで、装着感も快適だ。しかし、私がこの時計を使い続けている理由は、直感的なUI(ユーザーインターフェース)とスマホとのシームレスな同期、そしてAndroidのエコシステムに自然に溶け込んでいる点にある。私の「Pixel 9 Pro」とペアリングすれば、通知は即座に届き、アプリを開いた瞬間にヘルスケアデータが同期され、「Wear OS」のアップデートも他の多くのウォッチより早く配信される。

 Pixel Watch 4は、2025年のAndroidウォッチの中で依然としてお気に入りの1つだが、長く実世界で使用するにつれて、ほころびが見え始めてきた。

「Gemini」が会話に割り込んでくる

 スマートウォッチに搭載されたGoogleの新しいAIアシスタントがいかに便利かについては、以前の記事で絶賛した通りだ。複雑なリクエストに(ロボットのような声ではない)自然な言葉で対応し、元の質問を繰り返さなくても追加の指示を理解し、その場でテキストを翻訳することもできる。タイプ入力や長い返答を読むのが面倒な小さな画面で、「Gemini」は実になめらかなハンズフリー体験を提供してくれる。

 GeminiはPixel Watch 4専用というわけではない(Wear OS 6を搭載した新しいAndroidウォッチにも搭載される)が、ボタン操作もウェイクワードも不要で、即座に話しかけられるという点で一歩進んでいる。

 最初の1週間、私は往年の刑事漫画の主人公、ディック・トレイシーになりきって、頭に浮かんだ些細な考えをすべて手首に向かって問いかけていた。答えを読み上げてくれる機能は、料理や子供の世話をしながら視線を落とさずに済むため、とても気に入っていた。だが、それは長くは続かなかった。

 数週間後、Geminiの存在感はすっかり薄れてしまった。目新しさがなくなったこともあるが、主な理由は、本当に必要なときにGeminiが期待に応えてくれないからだ。アシスタントがあまりにも身近にありすぎるというのは、聞こえはいいが常に便利とは限らないことが分かった。

 聞き取りを開始させるために手首を大げさに上げなければならないこともあれば、逆に私が身振り手振りを交えて話していると、勝手に起動してしまうこともある。また、応答までの遅延が目立つことも多い。いい例が、上司とのビデオ通話中、私たちが誰も聞いていないことに対して、突然Geminiが回答し始めたことだ。まるで盗み聞きをしていて、最悪のタイミングで口を挟もうと待ち構えているかのように感じられた。

 「手をあげて話す」をオフにし、ボタン押しや画面タッチでの起動に切り替えることは可能だ。しかし今のところ、私はオンのままにしている。時間が経てばGeminiと私の間でリズムがつかめるようになり、会話に割り込まないよう学習してくれることを期待しているからだ。

どうやら私は「歩く耐久テスト」らしい

 Pixel Watch 4のドーム型の円形スクリーンはとても気に入っている。控えめでエレガント、そしてどんなバンド(上品なものでもスポーティーなものでも)ともよく合う。視野角が180度近いため手首を傾けなくても一目で確認でき、4000ニトのディスプレイは真昼のランニング中でも見やすい。私は41mmモデルを使用している(45mmモデルもある)が、24時間365日着けていても十分に快適だ。スリムなので日中は着けているのを忘れてしまうほどで、夜間はドーム状の画面が枕に触れるのが少し気になるものの、睡眠を妨げるほどではない。

 基本的に「全面が画面」である時計の欠点は、生活のリアリティー(特に私の場合)にさらされやすいことだ。アウトドア愛好家であり、重力の限界に挑む趣味を持つ3人の子供の母親として、私はテクノロジー製品やジュエリーなど、あらゆるものを大切に扱う余裕がない。「形より機能」を優先せざるを得ないのだ。

 案の定、カスタムの「3D Corning Gorilla Glass 5」をすでに擦ってしまった。どんな壮大な冒険で傷ついたのか語れればいいのだが、正直なところ、レビュー動画を撮影するまで気づかなかった。傷ははっきりと目視でき、過酷なアクティビティで時計を使う予定があるなら考慮すべき点だ。画面保護シートを購入したくなるかもしれないが、そうすると洗練されたミニマルな美学が台無しになってしまう。悩ましいところだ。

 ストラップの交換システムには慣れが必要だ。前モデルと同じメカニズムだが、リリースボタンを押しながらバンドをスライドさせるにはコツがいる。サードパーティー製のバンドに交換してドレスアップ(あるいはカジュアルダウン)しようと考えているなら、自然にできるようになるまで何度か練習が必要だと知っておいてほしい。

Pixel Watch 4(Amazon)

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「Fitbit」アプリは優秀、AIコーチにはまだ満足できず

 Pixel Watch 4には、心電図(ECG)、不規則な心拍リズムの通知、衝突・転倒検知、米国食品医薬品局(FDA)承認の低心拍数通知など、期待される主要な健康・安全機能がすべて搭載されている。しかし、これらは私が日常的に接する機能ではない。

 この時計が真に輝くのは、Fitbitのエコシステムにおいてだ。UIはクリーンで直感的、ウォッチとアプリの両方でデータが分かりやすい小さな情報として表示される。朝起きて、睡眠スコアや「今日のエナジースコア」(時々気が滅入るような数値が出ることもあるが)が表示されたヘルスケアサマリーを見るのが楽しみだ。深夜にソファでくつろいでいたのを睡眠と誤認したことが1、2回あったが、全体的にトラッキングは正確だと感じる。ある晩、明らかに体調不良だったときには心拍変動(HRV)の低下を警告してくれたこともある。低い「今日のエナジースコア」と合わせて、無理をせず回復に努めるよう背中を押してくれた。おかげで深刻な事態には至らずに済んだので、Pixel Watchには感謝している。

 Pixel Watch 4はフィットネスの基本をすべて押さえているが、細部へのこだわりはそれ以上だ。たとえば、心拍ゾーンを確認するために画面を探し回らなくても、心拍ゾーンに合わせてワークアウト画面の色が変わるため、走るペースを乱すことなく、トレーニングの状況を瞬時に把握できる。

 私は常にFitbitアプリがウェアラブル分野で最も直感的だと考えてきたが、再設計されたバージョン(2026年に一般提供)をテストした結果、これがベストかもしれないと感じている。1日単位ではなく、1週間全体のフィットネスデータを表示してくれるようになり、はるかに現実的に感じられる。ワークアウトを休んでしまっても、より広いコンテキストで見られるため、挫折感を感じずに済むし、不思議とモチベーションが上がるのだ。

 しかし、最大のアップデートは月額10ドルのサブスクリプション「Fitbit Premium」で利用できる「パーソナルヘルスコーチ」(以下「コーチ」。米国でプレビュー中)だ。これはデータを実用的なアドバイスに変換してくれるAIチャットボットである。

 設定には、目標、持っている器具、時間の制約に関する一連の質問に答える必要がある。私の目標は、限られた時間の中でワークアウトの効果を最大化することだった。コーチは私のニーズに合わせてカスタムプランを作成してくれたが、スマホの無料版Geminiに同様の情報を入力しても、ほぼ同じ提案が返ってきた。違いは、コーチがワークアウトの動きをお手本動画で示してくれたことで、これはうれしい配慮だった。

 また、コーチは習慣や健康データにアクセスして、その場で調整してくれる点も実に便利だ。私の睡眠パターンとエナジースコアに基づき、午後9時以降のワークアウトは逆効果であると指摘してくれた。また、睡眠不足のひどい日には、ワークアウトをスキップして昼寝をするよう勧めてくれた(昼寝できる時間はなかったが、休んでいいという許可をもらえたことには感謝している)。

 だが、限界もある。ウォッチでいつでも呼び出せるGeminiとは異なり、コーチはスマホのFitbitアプリでしか利用できないため、妙に受動的な体験になってしまう。ワークアウト中にコーチングしてくれたり、目標ゾーンに達するよう促してくれたり、トレーニングプランの次の種目に移るタイミングを教えてくれたりすればいいのにと思う。

 また、コーチは医療的な助言を提供できない(これは良いことだ)。私が誘導尋問をして助言を引き出そうとしたところ、医師に相談するよう正しく諭された。それでも、これほど多くの健康データをAIに渡すことには少し不安を覚える。将来的に何に使われるか完全には分からないからだ。

 もっとも、コーチはまだプレビュー版であり、ユーザーの習慣を学習するにつれて適応していくはずだ。したがって、今後改善される可能性があり、皆さんが実際に手にするバージョンは、私が試用しているものとは大きく異なるかもしれない。

バッテリー持ちは「そこそこ」

 過去1カ月間、バッテリーに対する私の評価はあまり変わっていない。前世代からの歓迎すべき改善ではあるが、30時間という限界はすぐにやってくる。たいてい、充電器が近くにない2日目の昼頃だ。私は寝る前の10分間、あるいは起きた直後に「こまめな充電」をするルーチンに落ち着いた。睡眠トラッキングを一晩中行うために必要なのは、通常それだけで十分だ。

 Googleはフル充電に60分かかるとしているが、私の経験では40分くらいだ。

優れた機能のいくつかは、まだ使う必要がない

 画面を傷だらけにしたり割ってしまったりしても、Googleがこのウォッチを修理しやすくしてくれたという安心感がある。ディスプレイやバッテリーなどの部品は、デバイスごと買い替えなくても交換可能だ(ただしDIYは禁物)。このレベルの修理しやすさはスマートウォッチの世界では稀であり、将来的に新品のウォッチに大金を払わずに済むかもしれない。

 私はLTEモデルをテストしており、これは電波の届かない場所で助けが必要な場合、衛星経由で緊急通報サービスに連絡できる機能を持っている(現時点では米国のみ)。携帯の電波がない状況や遭難した状況には陥っていないが、特に価格を考えれば素晴らしいセーフティネットだ。「Apple Watch Ultra 3」やGarminの「Fenix 8 Pro」のような同様の衛星対応ウォッチは700ドル以上するが、Pixel Watch 4のLTE版は450ドルから購入できる。

まとめ

 1カ月じっくり付き合った結果、私の結論はこうだ。ほぼすべてのことをうまくこなすAndroidウォッチを探しているなら、Pixel Watch 4は手堅い選択肢だ。41mmモデルのバッテリーはまだ改善の余地があるし(45mmならもっと良いはずだ)、コーチのためだけに買うなら、今はまだ待ったほうがいい。有望ではあるが、まだ完成形ではないからだ。

 とはいえコーチがなくても、再設計されたFitbitアプリだけで十分にワクワクできる。洗練されたデザイン、使いやすさ、シームレスな統合を加味すれば、Pixel Watch 4は私のリストのトップに位置し続ける。もしGoogleが最終的にコーチング機能を完成させれば、すでにバランスの取れた製品にさらに磨きがかかるだろう。

 あと1カ月もすれば、さらに多くの発見や不満を報告できると確信している。毎日身に着けて生活し、常にユーザーの習慣に適応し続けるウェアラブルデバイスとは、そういうものだ。

この記事は海外Ziff Davis発の記事を4Xが日本向けに編集したものです。

Pixel Watch 4(Amazon)

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