オーストリア連邦経済・エネルギー・観光省（BMWET）は、米マイクロソフト社からドイツに本拠を置くネクストクラウド社の製品に切り替えると発表した。 Nextcloudの最大の特徴は、オープンソースソフトウェアであることです。
オーストリア経済省、デジタル主権に向けて断固たる措置を講じる – Nextcloud
https://nextcloud.com/blog/austrias-ministry-of-economy-takes-decisive-steps-toward-digital-sovereignty/
朗報です！オーストリア省、Nextcloudを支持してマイクロソフトを追い出す
https://news.itsfoss.com/austrian-ministry-kicks-out-microsoft/
Nextcloud は、ファイルの管理、カレンダーと連絡先の同期、ビデオ会議などを可能にするセルフホスト型の無料オープン ソース ソフトウェアです。
発表によると、BMWET は概念実証から Nextcloud の運用までをわずか 4 か月で完了し、既存の Microsoft 製品を置き換えるシステムとして Nextcloud を使用しています。 Nextcloud はオーストリアのインフラストラクチャで動作し、欧州以外のプロバイダーに依存することに伴う法的およびセキュリティ上の不確実性を回避します。
BMWETは当初、Microsoft 365とMicrosoft Teamsの導入を進めており、後に方針を全面的に変更するのは現実的ではなかった。したがって、Microsoft Teams のみを実装し、Microsoft 365 を Nextcloud に置き換えました。 Microsoft Teams は引き続き社外会議に利用できます。さらに、Nextcloud パートナーである Sendent と提携して Outlook を Nextcloud に統合することで、機密情報をオーストリアに保管しながら、使い慣れたツールを引き続き使用できるようになりました。
さらに、BMWET はスタッフの教育に多額の資金を投資し、トレーニングと文書の維持を怠りませんでした。
この移行は、以前に使用されていた外国のクラウド サービスが BMWET のプライバシー要件を満たしていないことが判明した後に実施されました。
同じオーストリアでも、オーストリア軍はMicrosoft OfficeからオープンソースのLibreOfficeに切り替えた。切り替える動きもある。目標は、機密の軍事データを外国組織がアクセスできる外部クラウドではなく、独自のサーバーに保存することでデジタル主権を維持することです。
デンマーク政府もプライバシー保護とデジタル主権維持の観点から、Microsoft OfficeをLibreOfficeに変更した。交換しています。
ドイツのシュレースヴィッヒ・ホルシュタイン州も、約3万人の従業員が使用するOSをWindowsからLinuxに、またMicrosoft OfficeからLibreOfficeに切り替える計画だ。
ドイツ政府が3万台のPCをLinuxに切り替えMicrosoft OfficeからオープンソースのLibreOfficeに移行 – GIGAZINE
オランダに拠点を置く国際刑事裁判所はMicrosoft Officeからオープンソースの「openDesk」への移行を計画しているが、その背景には国際刑事裁判所に対する米国政府の圧力があったとされる。
国際刑事裁判所がMicrosoft Officeを廃止し欧州のオープンソース代替案を導入 – GIGAZINE
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