
Amazonは米国時間12月11日、「Kindle」書籍の文章をハイライトするだけで、内容についてAIに質問できる機能「Ask this Book」を米国で提供開始した。
しばらく時間がたって忘れてしまったあらすじや登場人物の関係などを質問できる。まだ読んでいない部分の情報は回答に含まれず、「ネタバレ」を回避する仕組みになっているという。
購入またはレンタルした書籍が対象で、iOS版Kindleアプリで利用できる。KindleデバイスやAndroid版アプリでも、2026年に利用可能になる予定だ。すでに数千冊の英語のベストセラー書籍で有効になっているという。
なお書籍情報サイトのREACTORによると、Amazonの広報担当者はPublishers Lunchに対し、「一貫した読書体験のため」この機能は常時有効となっており、著者や出版社がこの機能をオプトアウトすることはできないと語ったという。
生成AIをめぐっては、Amazonは最近、動画配信サービス「Prime Video」にAIであらすじ紹介動画を生成する機能を追加したが、内容が誤っているとするユーザーからの指摘が相次ぎ、機能の削除を余儀なくされる事態となっている。
Amazonのアソシエイトとして、CNET Japanは適格販売により収入を得ています。