
2025年の新作クリスマス映画をあさっていると、ある共通点に気づくだろう。恋愛コメディ(ラブコメ)が圧倒的に多いということだ。ラブコメは、Netflixの12月の配信作品のかなりの部分を占めている。私はこのジャンルが嫌いではないが、そうしたテイストのクリスマス映画を観る気分ではない人向けに、どのような選択肢があるのかが気になった。
ラブコメ以外にも、Netflixには「クロース」や「ジングル・ジャングル ~魔法のクリスマスギフト~」など、見逃したくない本当に良質なクリスマス映画がある。恋愛要素はちょっとお休みしたいという人向けに、楽しい集まりを盛り上げてくれる作品を紹介しよう。
「クロース」(2019年)
私は2022年に初めて「クロース」を観たのだが、この愉快で心温まる物語を見逃していたことが信じられなかった。主人公である郵便配達員のジェスパーは、快適な生活を離れ、住人同士がいがみ合っている極寒の島での生活を強いられる。状況は絶望的に思えるが、人を寄せ付けない職人クロースに出会ったことで事態は一変する。家族と一緒に、Netflixで最高のホリデー映画の1つを楽しんでほしい。
「マーダーヴィル 〜サンタを殺したのは誰だ?〜」(2022年)
ウィル・アーネットが主演する犯罪コメディーシリーズ「マーダーヴィル」のこの特別エピソード(映画ではないが、50分の長さがある)では、マーヤ・ルドルフとジェイソン・ベイトマンが即興で難事件に挑む。タイトルが示す通り、物語は太鼓腹の陽気な人物の不慮の死(杖の形のキャンディで串刺しにされるという悲劇的な最期)から始まる。アーネットとベイトマン、ルドルフが、ホリデーシーズンの笑いを絶やさないことを約束してくれる。
「クリスマス・クロニクル」(2018年)
「クリスマス・クロニクル」では、2人の子供がサンタをカメラに収めようとして、サンタとの大冒険へと発展する。カート・ラッセルが主演する、文句なしに楽しめるホリデー映画だ。続編の「クリスマス・クロニクルPART2」もNetflixで配信されている。
「あの年のクリスマス」(2024年)
新作の子供向けクリスマスアニメ映画が(少なくとも新作のラブコメに比べて)少ない今、「あの年のクリスマス」はうれしい1本だ。「ラブ・アクチュアリー」の脚本・監督を務めたリチャード・カーティスの児童書を原作とするこの映画では、「メディア王 〜華麗なる一族〜」のブライアン・コックスがサンタ役を務め、エド・シーランによるオリジナル曲も楽しめる。
「ジングル・ジャングル ~魔法のクリスマスギフト~」(2020年)
ホリデーシーズンはミュージカルを観るのに最適だ。本作にはソングライターとしてジョン・レジェンドが参加し、キーガン=マイケル・キーが悪役寄りのキャラクターを演じている。才能あるおもちゃ職人が弟子に手痛い裏切りを受け、魔法を信じる心を失ってしまう。そこに現れるのがとびきり聡明な孫娘で、彼女との出会いがかつての輝きを取り戻すきっかけになる。
「クリスマスとよばれた男の子」(2021年)
リアルに描かれた動物の仲間たち、秘密の村をめぐる物語、そして豪華なキャストにより、楽しく観られるファンタジー映画となっている。物語の中心となるのは、赤毛の少年ニコラスの大冒険だ。マギー・スミスがナレーションを務め、クリステン・ウィグが利己的な叔母役を演じているほか、ミキール・ハースマンやサリー・ホーキンスがキャストの顔ぶれをさらに豪華にしている。
この記事は海外Ziff Davis発の記事を4Xが日本向けに編集したものです。
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