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【実機レポート】サムスンの3つ折りスマホ「Galaxy Z TriFold」を体験、懐疑派がファンになった理由 – CNET Japan



【実機レポート】サムスンの3つ折りスマホ「Galaxy Z TriFold」を体験、懐疑派がファンになった理由 - CNET Japan

 私はサムスンの「Galaxy Z TriFold」について懐疑的だった。スペック上では、サムスンが機能性よりも耐久性を優先し、華為技術(ファーウェイ)の「Mate XT」のような真のオールインワンの3つ折りスマホではなく、単なる2-in-1の折りたたみデバイスを作ったように見えたからだ。しかし、ドバイにあるサムスンの店舗でZ TriFoldを20分ほど使用し、折りたたんだりしてみたところ、その短い体験だけで私の疑念は払拭された。

 サムスンのGalaxy Z TriFoldは、本質的にはポケットに収まるスマートフォンに変形するワイドスクリーンタブレットだ。単純なコンセプトに思えるかもしれないが、サムスンはここでいくつかの賢明なデザイン上の決定を下しており、それが競合他社よりもZ TriFoldを優れたものにしている。

 サムスンはこの折りたたみ端末を設計するにあたり、10インチの画面を2回折るために、サイズの異なる2つの独立したヒンジを採用した。右側のヒンジは「Galaxy Z Fold7」に見られるものと似ているが、左側のヒンジはより幅が広く、閉じたときに3つのセクションのうち2つが重なり合うことで生じる厚みに対応している。幅広の右ヒンジはバネのような感触で、開こうとするとパッと開いた。人間工学的に優れていると実感させられる。

 Galaxy Z TriFoldは3つのパネルに分かれている。一番右のパネルは実際には他よりもわずかに幅が広く、折りたたんだときにエッジがわずかにはみ出る。そのエッジのおかげで、指をかけて押し開くのが簡単で非常に直感的になる。私はファーウェイのMate XTや、側面が平らなGalaxy Z Fold7、そして側面が湾曲しているHonor「Magic V5」を開くのには苦労した。対照的に、TriFoldは出っ張ったエッジがしっかりツメの役割を果たし、開くのが非常に楽だ。

 当初、「折りたたみ機構は開閉しやすいよう精密に設計されており、誤った折り方をすると自動アラームでユーザーに警告する」というサムスンの発表を読んだときは、真に受けていなかった。しかし実際には、この自動アラームは巧みに実装されており、このデザインには不可欠だ。これのおかげで、誤って折りたたむことが難しくなっている。

 3つのパネルと2つのヒンジがあるため、画面の折り目は2つある。スマホのディスプレイに折り目があること自体を受け入れられない人もいるし、折りたたむ回数が増えるほど折り目が目立つようになることもある。しかし、Z TriFoldの画面上で指を滑らせても、私はどちらの折り目も感じることができなかった。比較すると、私が持っているファーウェイの3つ折り端末のディスプレイでは、両方の折り目をはっきりと感じる。サムスンは2025年に入ってGalaxy Z Fold7のヒンジ設計を刷新し、画面の折り目の深さを最小限に抑えて私を驚かせた。サムスンはその教訓をGalaxy Z TriFoldにも適用したようだ。

 Fold7と同様に、Galaxy Z TriFoldの折り目は、極端な角度から見ない限りほぼ存在しないように見える。ワイドスクリーンのタブレットモードで開いて使用する場合でも、ほとんどの人にとって気になることはないだろう。ただ、頭上の室内照明がZ TriFoldの画面や折り目に反射すると、気にする人もいるかもしれない。

サムスン対ファーウェイ:異なる3つ折りデザイン

 サムスンとファーウェイは、それぞれの3つ折りスマホに対して2つの異なるアプローチをとった。純粋な機能性の面では、ファーウェイの「Z字型」デザインの方が、サムスンの「U字型」よりも柔軟性が高いと感じる。ファーウェイは、スマートフォン、ミニタブレット(片側を展開)、ワイドスクリーンタブレット(両側を展開)という3つの異なるフォームファクタに変形する単一の画面を選択した。

 それに比べて、サムスンはミニタブレットのデザインを完全に省いている。Galaxy Z TriFoldは、完全に折りたたむか、完全に展開するかのどちらかだ。Galaxy Z TriFoldを1回だけ展開しても、何もすることはできない。その点が有用性を制限している。

 ファーウェイのMate XTをフルタイムで使用した後、私はサムスンのZ TriFoldも同様のオールインワンデバイスになることを期待していた。私はファーウェイの3つ折りスマホを、通勤中に読書やウェブ閲覧をするために(片側だけ開いて)ブック型のミニタブレットとして使うのが気に入っている。しかし、Z TriFoldではそれができない。サムスンの選択は汎用性を制限するが、耐久性という点では大きな勝利となるかもしれない。

 ファーウェイのソフトな折りたたみディスプレイは常に露出しているが、サムスンのデザインでは、閉じたときに内側の画面が保護される。これは計算されたトレードオフだ。つまり、ミニタブレットモードがないという代償を払って、長期的な耐久性を得たわけだ。私はそれを支持しないが、3000ドル(約45万円)も支払うデバイスにはできるだけ長持ちしてほしいので、この耐久性は歓迎したい。

 そして、2つの3つ折りスマホにはソフトウェアの違いもある。Mate XTのOSは十分にスムーズに動作するが、UIは古臭く見える。ファーウェイの3つ折りスマホに「Google Play」ストアをインストールするには、面倒な手順を踏まなければならない。それに比べて、Android 16ベースの「One UI 8」が動作する新しいサムスンのTriFoldを使うのは新鮮だった。ソフトウェアは明らかにZ TriFoldの巨大な画面向けに最適化されている。3つのウィンドウを並べて実行したり、複数のポップアップウィンドウを追加したりして、究極のマルチタスクを実現できる。また、わずか2回のタップで(macOSやWindowsのデスクトップのような)個別のワークスペースを作成することも可能だ。

マグネットがあれば便利だった

 Galaxy Z TriFoldには、「Nintendo Switch」のような内蔵キックスタンドや、Appleの「MagSafe」のようなQi2.2磁気アクセサリーのサポートがない。そのため、ワイドスクリーンタブレットとしての作業は困難だ。サムスンはMagSafeのような磁気アクセサリーに対応すべきだった。そうすれば、「PixelSnap Ring」のような磁気スタンドを追加して簡単に立てかけることができただろう。Z TriFoldをマウスやキーボードと組み合わせて、2-in-1ラップトップのように使うことができたはずだ。

 Z TriFoldの10インチ画面をタブレットとして使用し、生産性を高めたいなら、キックスタンドが必要だ。磁石が内蔵されていないため、キックスタンド付きのケースを探す羽目になるが、それは必然的に、すでに分厚いスマホをさらに扱いにくくすることになる。パチッと留めて使える磁気スタンドがあれば、完璧な解決策になっただろう。

 短時間試した結果、Galaxy Z TriFoldは有望なデバイスであり、多くの人を驚かせるかもしれないと言わざるを得ない。閉じたときにもっと薄ければよかったとは思うが、サムスンの賢いデザインの選択により、私は折りたたみスマホの未来に期待を抱いている。

この記事は海外Ziff Davis発の記事を4Xが日本向けに編集したものです。

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