今回は蘇我蝦夷（そがのえみし）とその息子、蘇我入鹿（そがのいるか）を取り上げます。ともに大和朝廷の有力者だった、この親子の名前はよく知られていますが、実は「蝦夷」「入鹿」は、悪行を理由に改名された蔑称だったのです。この親子が失脚した経緯を見ていくと、古代の日本における勢力争いや、東アジアの情勢と日本、さらに歴史の記録と伝えられ方のずれが見えてきます。
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