
画面を長時間にわたって見続けることが多く、動作速度と目への優しさを兼ね備えたデバイスが欲しいなら、HANNspreeがその答えを持っているかもしれない。目の健康とグリーンテクノロジーに注力するドイツ企業のHANNspreeは、「ダイナミック・ペーパータブレット」をうたう「Lumo」を発表した。このタブレットは視覚的な品質や速度を犠牲にすることなく、目の健康を重視しているという。
電子ペーパータブレット、あるいはE-inkタブレットとは、電子インクを使用して本物の紙に書くような見た目と感覚を再現したデバイスだ。ペンや鉛筆の代わりにスタイラスペンを使い、画面自体には紙のような質感と粒状感がある。こうしたタブレットはミニマリズムを追求した設計となっており、長時間の読書や執筆時の目の疲れを最小限にとどめるためにライトが抑えられている。
HANNspreeによると、同社の革新的技術「ecoVISION」が周囲の光を利用してLumoの画面を照らすという。周囲の光が強ければ強いほど、ディスプレイはより鮮明で鮮やかになる。液晶(LCD)や有機EL(OLED)スクリーンのようなバックライトを使用しないことで、目に優しく、消費電力も抑えられるとしている。
夕方などで周囲の光が少ない場合は、LumoのフロントLEDライトを使用できる。このスマートライトは、周囲の明るさに合わせて輝度を自動的に調整できる。
目の疲れや画面の見過ぎによる頭痛に悩む人にとって、Lumoは魅力的な選択肢になるだろう。HANNspreeは、フリッカーフリー、アンチグレア、ブルーライトフリーのディスプレイについて、光過敏症や偏頭痛、そして長時間の画面使用に関連する目と視覚の問題の総称であるコンピュータビジョン症候群など、視覚過敏のある人々にも適していると述べている。
このデバイスは「Android」を搭載しており、電子書籍の閲覧、ウェブブラウジング、動画視聴、カジュアルゲーム、ビデオ通話にも利用できるが、HANNspreeのテリトリーマネージャーであるMartin Kent氏は、「Lumoは単なる電子書籍リーダーではない」と述べる。
「視覚的なウェルネス、カラー、速度、そして柔軟性を組み合わせることで、Lumoはタブレットがどのように機能できるか・機能すべきかを根本的に変える存在になる」とKent氏は述べた。さらに、「われわれの健康により配慮している」とした。
LumoではYouTubeやHulu、Amazon Prime Videoなどのストリーミングアプリにアクセスできる。
Lumoの7.8インチの紙のような画面は1670万色を表示でき、リフレッシュレートは60Hz、応答速度は5msだ。デバイスの厚さは6.6mm、重量はわずか250gで、片手でも持ちやすい設計となっている。
その他の機能として、4096段階の筆圧感知、パームリジェクション、消しゴムボタンを備え、本物らしい書き心地を実現するオプションのUSI 2.0スタイラスペンに対応している。10点マルチタッチにより、スタイラスペンと指でのタッチ操作を同時に行うことも可能だ。
Lumoにはマイク、4GBのメモリ、Bluetooth 5.0も搭載されている。価格は299ポンド(約6万4000円)。
電子書籍リーダー市場は、2023年の84億6000万ドルから、年平均成長率6.51%で推移し、2035年までには169億3000万ドルへと倍増すると予測されている。電子書籍リーダーの技術は初期の頃から進化を続けてきた。E-inkディスプレイは向上し、マルチメディア要素が組み込まれる機会も増え、クラウドストレージやAIはますます不可欠な存在になりつつある。
この記事は海外Ziff Davis発の記事を4Xが日本向けに編集したものです。
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