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「ユーザー自身が創作したコンテンツ」を世界へ、日韓企業がタッグ noteとNAVERが資本業務提携 – CNET Japan



「ユーザー自身が創作したコンテンツ」を世界へ、日韓企業がタッグ noteとNAVERが資本業務提携 - CNET Japan

 noteは11月5日、韓国のNAVERと総額20億円の資本業務提携を結んだと発表した。AIを活用した創作エコシステムを共同で構築し、クリエイターが世界中のファンとつながりながら活動を続けられる仕組みを目指す。



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 NAVERは検索やコマース、クラウド、AIなどを手がける韓国最大のインターネット企業。noteは日本最大級のメディアプラットフォームとして、創作から収益化までを支援してきた。今回の提携では、両社が持つ生成AI技術を活かし、創作支援やデジタルコンテンツの品質向上につながるサービスの開発を進める。

 協業は次の領域で展開する。まず生成AI分野では、AIを活用したコンテンツの発掘・制作・流通を高度化する。プラットフォーム連携では、コンテンツやIPの相互利用、クロス配信、グローバル展開の機会を検討し、UGC(ユーザー生成コンテンツ)領域の拡大を狙う。

 IP・コンテンツ開発では、NAVERの「Webtoon」などの創作基盤と、noteおよび子会社Tales & Co.のネットワークを掛け合わせ、作品のアニメ・映像化を進める。第一弾として、Tales & Co.とLINEマンガが新しい作家・作品の発掘を目的とした共同プロジェクトを2026年初旬に始動する計画だ。

 さらに両社は、戦略的投資の機会を共同で模索し、各社のノウハウを活かして事業領域を拡大。国際競争力の強化を図る。NAVERの崔秀妍CEOは「noteはAI時代に共に成長できるパートナー」と述べ、noteの加藤貞顕CEOも「作品を韓国やアジアから世界に届ける仕組みづくりが可能になる」とコメントしている。

 背景には、日本のコンテンツ産業のグローバル展開を後押しする流れがある。政府は2033年までに海外売上を20兆円に拡大する目標を掲げており、韓国でも文化産業への国家支援が強化されている。NAVER傘下の「WEBTOON」は150カ国以上で展開し、UGC発の作品が次々と映像化されるなど、グローバル展開の成功例となっている。

 両社は今回の提携を通じて、日本発のコンテンツを世界に広げる新しい流通モデルを築き、アジアから生まれる創作エコシステムをグローバルに拡張していく方針だ。

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